昨冬の大雪で倒壊した北見工業高校野球部のビニールハウスが、多くの市民の協賛金により〝復活〟した。真新しいハウス内で、部員達は練習に励んでいる。
昨年12月に降った重く湿った雪でハウスが倒壊。貴重な冬場の練習場所を失った選手達は寒さと戦いながら、走り込みなどグラウンドでできる練習を続けてきた。
選手達の苦境を救おうと、野球部父母の会や同OB会、高校同窓会が立ち上がり、協賛金の募集に奔走。多くの善意が寄せられハウスの建物本体に続き、さきごろ照明設備なども整った。
主将(2年)は「昨冬は環境が悪い中での練習になりましたが、多くの方々の協力で立派なハウスを建ててもらいました。一つひとつのプレーで感謝を伝えられるよう、気持ちを込めて練習を頑張りたい」。顧問の山田成達教諭は「ハウスが二度と倒壊しないように万全な対策を講じ、大切に使いたい」と話している。(柏)