65歳以上の高齢ドライバー向けの安全運転講習会が、北見市青葉町の北見交通安全研修センターで開かれた。
北見交通安全協会の職員が講師を務め、道路交通法の改正により昨年5月から、過去3年間に一定の交通違反歴のある75歳以上のドライバーを対象に、免許証更新時の運転技能検査が義務化されたことなどを解説した。
一定の違反には、信号無視や一時停止義務違反が含まれる。講師は「信号が変わったことや一時停止の標識を見落としてしまうのは、見る力が衰えていることも理由に考えられる」として「道路を走るのが危険と感じたら、免許返納も考えて」とアドバイスした。
「安全運転は健康管理から」として、身体機能の衰えを防ぐ軽度な運動など生活習慣の改善方法にもふれた。
受講した84歳の男性は「運転していてハッとしたことがある。車がないと困るが、歩けるうちに返納も考えたい」と、講義を受けて話した。(寒)