北見の佐藤堅一さん(49)のタンチョウをテーマにした写真展「サロルンカムイ〜雪上に舞う湿原の神」が、北網圏北見文化センターラウンジで開かれている。タンチョウの美しさなどを表現した9点が展示されている。24日まで。
佐藤さんは、全国二科会写真部門組写真の部入選、日本写真作家協会公募展銀賞など、様々なコンテストで活躍している。タンチョウは6年前から撮り続けており、タンチョウがテーマの作品展は3年前に続いて2回目。
吹雪の中でピントを合わせるのに苦労しながら撮影したという「雪中白鶴」や、番(つがい)になったタンチョウがゆっくりと近づく瞬間をとらえた「番の絆」など、釧路管内鶴居村に何度も通って撮影した作品が並ぶ。
「(タンチョウの)お互いに子育てをする生態が好き。これからも心情的な表現、造詣的な美しさどちらも撮っていきたい」と話している。(菊)