自分の先祖を調べるための「ファミリーヒストリー講座」が28日、北見市立中央図書館で開かれた。家族歴史研究家の岸本良信氏が講師を務め、ルーツをたどるためのノウハウを伝授した。
同図書館が主催。岸本氏は、著名人の家族のルーツをひも解くNHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」の調査協力を手掛ける。講座では、番組の裏話などを紹介し、興味を引いていた。
岸本氏は「以前は講座を開いても、参加者は定年退職後の男性ばかりだったが、近年は、女性や若者など自分のルーツに興味を持つ人が増えている」とし、戸籍謄本や除籍謄本を取得して情報を集める方法を詳しく紹介。「除籍謄本を取り寄せれば、北見に居ながら約200年前の江戸時代後期まで遡ることができる」と語った。
同講座は当初の定員50人を70人に拡大する人気ぶりとなった。(柏)