北見市中央地区地域包括支援センターは12日、オープンな雰囲気で気軽に立ち寄りやすい市立中央図書館のロビーを会場にした「オレンジカフェ図書館」(認知症カフェ)を開いた。15人ほどが参加し、お茶を飲みながら談笑を楽しんだ。
オレンジカフェは認知症の人やその家族、地域住民や専門職などすべての人が気軽に集える交流の場。認知症について学んだり、情報を得ることができる。市内各所に広がっているが「私は認知症じゃないから」と参加をためらうケースがあることから、多くの人に取り組みを知ってもらおうと、試験的に「オレンジカフェ図書館」を開設した。
初回のこの日、会場では認知症サポーター養成講座を受けたボランティアがお茶を出し、同席した人同士が世間話などで盛り上がった。また、何気ない心の声に耳を傾けようと、特製の「オレンジポスト」を用意。参加者は北見での暮らしに望むことなどを一言メモに書き、投函した。
同センターの認知症地域支援推進員は「子どもからお年寄りまで誰もが認知症というキーワードのもとに集まれる場所にしたい」と話している。
次回の開催は12月17日(火)午前10時から。申し込み不要。(理)