訓子府町のまちづくりに役立ちたいと昨年発足した、NPO法人クンネプ・コタン(渡邉智大理事長)が、まもなく設立1周年を迎える。活動のひとつ、こども食堂はスタートから半年を過ぎ、徐々に町民に浸透してきた。メンバーは「今後も気軽に立ち寄れる場にしていきたい」と利用を呼びかけている。

　「行政でも民間企業でも対応が難しい分野を埋めることができれば」と昨年3月に設立。会員を増やし、訓子府に関わる人の困りごとを解決したい、とスマホ操作相談事業やコワーキングスペース事業などを展開している。

　町大町のサロンゆうを会場に月1回のペースで開催する、こども食堂では夕方、子ども達が宿題などの学習支援を受けたり、アートで遊んだり、母親らが幼児食のミニ講座を受講したりする間にメンバーが夕食を調理。

　1月の開催は、メンバー手づくりのかき揚げ天ぷらをトッピングした、うどんやサラダを提供。会話を楽しみ、心も体も温まるひとときとなった。参加した母親は「1食作らずに、ゆっくりした時間が取れました」「子どもがまた来たいと言ってます」と感想を話した。

　次回は2月23日(金)午後5時(夕食6時)から開催。料金は、こども200円、おとな300円など。問い合わせは渡邉理事長(070-9036-7095)へ。(寒)