北見市高栄地区住民センターを会場に開かれる「子ども食堂高栄」で19日、敬老のお祝いとお月見を楽しむ季節の行事が行われた。お月見メニューの提供やボランティアによるお茶席などが設けられ、子どもからお年寄りまで約100人が秋の風情を楽しんだ。
食堂は毎週木曜日の午後5時から開設。限られた食材の中でも季節感あるメニューの提供を心掛け、訪れる人達を喜ばせている。
会場にはススキとワレモコウを飾ってお月見ムードを演出。お月様を連想させる栗ご飯や月見団子などが提供され、家族連れだけでなく、その場に居合わせた人たち同士が「おいしいね」と顔を見合わせ、秋を味わっていた。
また、別室では武者小路千家北海道官休会の会員に指導を受ける「お抹茶を楽しむ同好会」のメンバーが茶席を設けて薄茶を提供。食事を終えた人達が同食堂の手作り羊かんとともに至福の一服を楽しんでいた。
さらにお年寄りには健康長寿を願う手作りのお守りもプレゼントされた。
来月31日(木)にはハロウィーンメニューを提供するほか、子ども用の手作り衣装を用意し、ちょっとした仮装撮影会を楽しむ計画。会長は「地域の交流の場として気軽に来てほしい」と呼びかけている。(理)