北見市内の公園樹木で、つがいと思われる2羽のフクロウを見つけた。折れた幹のくぼみに体をすっぽりと預けてまどろみ、冬の静けさに溶け込むよう。
体長50㌢ほど。平地から山地の森林に生息している留鳥で、冬は餌となるネズミなどを求めて人里近い場所にも来るが、夜行性のため、その姿を見る機会は少ない。
フクロウの夫婦の絆は強く、一生におよぶといわれる。写真のフクロウも目を閉じて体を休めながらも、どことなく互いの存在を気にかけているような仲睦まじい空気感が漂う。忙しくなる子育ての季節を前に、のんびりと夫婦の時間を過ごしているのかもしれない。(理)