子どもと過ごすかけがえのない日々の思い出を形に残してもらいたい─。そんな思いから北見市端野子育て相談センターは行事のない時間を利用し、さまざまなメモリアルグッズの制作をサポートしている。
手形や足形スタンプをはじめ、今年度は赤ちゃん期の思い出の品を箱や額縁にまとめて保存する「メモリアルボックス」も登場した。
メモリアルボックスの箱や額縁は利用者が用意し、その大きさに合わせてエコー写真や靴下、肌着など赤ちゃん時期の思い出の品を配置して仕上げる。センターでは装飾用のパーツを用意するほか、作業中の親に代わって子どもの遊び相手をしてくれることから「切り貼りが必要な細かな作業の際も集中できる。ありがたい環境」と利用者に喜ばれている。
参加した女性は長男が新生児期に着ていた洋服や寝顔の写真などをフレームに収めたメモリアルボックスを作り、玄関に飾っている。「ふとした時に息子と見比べると成長が感じられて気に入っています。大事にしていきたい」と話している。
作る時も見返す時も笑顔がこぼれるメモリアルグッズ。3月は18~29日(開館は平日のみ)に対応可。申し込み不要だが、名前などのパーツが必要な場合は事前にセンターに相談を。「サンプルも飾っているので気軽に来館してほしい」と話している。(理)