北見市は、ふるさと納税制度(ふるさと北見応援寄附金)を活用し、市内の北見工業大学、日本赤十字北海道看護大学、東京大学北海道文化研究常呂実習施設(東京大学常呂実習施設)への支援に充当する。さきごろ開かれた市議会各所管常任委員会で報告した。
市と各大学、施設はまちづくりや地域課題の解決など様々な分野で相互協力関係にあり、市外の大学卒業生や関係者などから一定の寄付が見込めるとして導入を決めた。
北見市にふるさと納税をする際、寄付者は「ふるさと振興・まちづくり」「子育て・地域福祉」「スポーツ・文化の振興」などの使途を選択できる。1月から新たに「北見工業大学への支援」「日本赤十字北海道看護大学への支援」「東大常呂実習施設との連携事業」の項目を追加した。
毎年1月~12月にこれらの3項目を指定して寄せられた寄付金のうち、返礼品などの事務経費(約5割)を除く金額のうち一定割合を市から大学、施設への寄付金として翌年度に支出。残りを大学と施設の関連費用として活用する。
大学と施設は寄付金の使途について、市に報告することにしている。(柏)