美幌町内のNPO法人元気プロジェクト(村田将昭理事長)が2月28日、法人の解散に伴い、美幌町社会福祉協議会を通じて美幌こども食堂と美幌高校教育後援会にそれぞれ10万円を寄付した。
元気プロジェクトは2010(平成22)年に設立。主な活動として、使用済みペットボトルキャップを売却して、世界の子どもたちにワクチンを届ける団体に寄付する取り組みを続けてきた。キャップは町内外の企業や学校が収集に協力。発送の際は美幌高校ボランティア部などが袋詰め作業などに協力していた。
売却したキャップは廃プラスチックとして海外に輸出されていたが、近年は輸出が制限され、売却が思うように進まなくなったため、21(令和3)年に収集を終えた。
法人を解散するに当たり、残る活動資金を子どもたちのために役立ててほしいと両団体への寄付を決めた。
28日はしゃきっとプラザで贈呈式が行われ、村田理事長が「子どもたちに羽ばたいてもらうべく活動するこども食堂に役立てていただき、活動に協力いただいた美幌高校に恩返しができれば」とあいさつ。協議会の中川能典副会長、中川副会長がこども食堂の大屋充代表、教育後援会の酒井徹雄副会長にそれぞれ目録を手渡した。(浩)