7日北見市内で開いた北海道水産品応援商談会inオホーツクを前に、買い手(バイヤー)として迎えた近鉄百貨店(本社・大阪市)の森島尚氏を囲み座談会が行われた。主催の北洋銀行と今開催に向けて協力してきたオホーツク地域における金融サービス向上委員会の関係者らが関西圏の情報を聞き、オホーツク地域の水産品の魅力について意見交換した。
オホーツクのイメージについて、森島氏は「カニやサケなど品質が良く〝ほしい〟くちはたくさんあるが関西人にとって遠いところ。北見はオホーツクなの?と理解されてない」と率直な口調で話した。
中国の禁輸による影響についても「関西での情報は少なく影響はまったくない。だぶついているとされるホタテも関西に流通してない。何しとんねん。もったいない」と答えた。
その上で「関西人はストレートにものを言う。商品開発、販路拡大へ市場調査にもってこいの地域。社員の背中を『行って来いよ』と押して上げて。いいことも言ってくれるはず」と関西の食文化の情報収集を勧めた。(寒)