北見警察署中央交番の連絡協議会が8日、北見市内の道警北見方面庁舎で開かれた。6人の委員が出席。犯罪の発生からサイバーセキュリティまで近況報告を受け、意見や要望を述べて地域の安全安心を共有した。
交番勤務の署員が同交番管内の昨年の犯罪発生件数について「万引きや車上ねらいが増えている。無施錠の車が多く、巡回し注意を呼びかけている」、特殊詐欺については同署生活安全課から「投資に絡む詐欺が増える傾向にあり、老若男女問わず被害防止活動が必要だ」と報告があった。
また、昨今の薬物事犯やサイバーセキュリティについて担当部署から講話を受けた。
そのほか、動体視力検査や地図上の災害DIG訓練を体験。初めて見学した交通管制センターでは、市内の交通状況がひと目で分かる壁一面の掲示に委員達は驚きの様子(写真)。交通課の職員から「刻々と変化する状況に合わせ、コンピュータが全体を把握した上で24時間判断している」と説明を受けた。
意見の中では「爆音を立てながら走行する車両がある」と、特にこれから雪解け後の迷惑行為に注意を求める要望が委員から出され、身近にある地域の交番に期待を込めた。(寒)