オホーツク造園組合(北海道造園組合連合会オホーツク支部)は12日、北見市内の相内公園でエゾヤマザクラ10本の剪定(せんてい)作業を行い、樹勢回復を助けた。
同連合会がボランティアで行う全道一斉事業「樹木治療」の一環。サクラに多く発生する伝染病「てんぐ巣病」の感染拡大を防ぐための手入れを行うもので、この日は、加盟事業所6社から約30人が参加した。
てんぐ巣病は感染すると枝が密生し、花が咲かなくなる。放置すると周辺の桜にも広がることから、職人達は病気の枝や生育に不要な枝を見極め、手際よく切断、断面に殺菌剤を塗布した。
田中伸宏理事長は「手入れをすることで多くの人にきれいな桜を楽しんでもらえれば」と話していた。(理)