第9期北見市高齢者保健福祉・介護保健事業計画案(2024~26年度)の「介護保険事業所の現状」では、2019年10月と2022年10月の介護従事者数、看護従事者数の比較などが掲載されている。
それによると、19年10月末現在の介護従事者数は2605人。これに対し22年10月末現在は2260人と、3年間で345人減少した。
一方、看護従事者数は19年が357人、22年が365人と8人の増加。要介護、要支援の認定高齢者が増加する中、それを支える介護職の人材が減少するという厳しい現状が見られる。
介護保険事業所の実態調査では、介護職員の過不足について「やや不足」と回答した事業所が26・6%。「大いに不足」が19・3%、「不足」が16・0%で、これらを合わせると61・9%の事業所が従事者不足を抱えている。
従事者の定着率低下も懸念
従事者の定着状況については「定着率が低く困っている」が25・8%で前回調査の19・4%から6・4ポイント増加。一方、「定着率は低くない」は61・5%で前回の71・9%から10・4ポイント減少。定着率の低下も懸念される。(柏)