国内外で活躍する動物写真家の前川貴行さんと、美幌町の〝プロジェクト〟が本年度、始動する。前川さんが美幌に生息する野生動物を撮影し、作品を通じて町内外に自然の魅力を発信する内容。5月にも最初の撮影に訪れる予定になっている。
前川さんは1969(昭和44)年、東京都出身。祖父が美幌町に入植し、父の貢さんが美幌町出身で、美幌ふるさと応援大使を務めるなど美幌にゆかりがある。
貴行さんも「父同様に美幌町にかかわりたい」と、2019(平成31/令和元)年に博物館で特別展「前川貴行の生き物バンザイ!」を開催。現在までに、作品312点を博物館に寄贈している。今年4月には、博物館第3展示室の展示替えに伴い、前川さんの作品コーナーが設けられた。
今回のプロジェクトは、野生動物を通じて美幌の魅力を町内外に発信する狙い。5月、6月、12月に来町しキタキツネやオオワシなどを撮影する予定という。
博物館はプロジェクトについて「撮影した作品などプロジェクトの模様は、第3展示室や博物館のホームページ、SNSなどで発信します。ご期待いただければ」とPRしている。(浩)