北見市は、市の体育施設の団体予約にオンライン予約システムを導入するための経費880万円を予算化した。
対象となるのは市内のトレセン、カーリングホールなど11施設のほか、学校開放事業で使用している北見自治区の小中学校19校。
現在、トレセンなどの体育施設は、電話または窓口で利用申し込みを受け付けている。市社会教育部によると、受付開始日に電話が集中し、繋がりにくい状況が見られるという。
申請をオンライン化することでこうした状況の改善が可能。また、現在は先着順で受け付けているが、抽選方式に切り替える考え。併せてオンラインで各施設の空き状況も確認できるようにする。
一方、市内のスポーツ団体などが学校体育館を一定期間利用できる学校開放事業は、トレセンなどとは申請方法が異なるため、他の方法でオンライン化を検討することにしている。
市は今年7~12月にシステム構築と運用テストを行い、来年1月の運用開始を目指す。オンライン導入後も電話、窓口での受付は継続する。同部は「市民が利用しやすい方法を多角的に検討したい」と話している。(柏)