事業者のリクエストに応え特製メニュー考案

2024-12-26 掲載

(美幌町/社会)

全日本司厨士協会北海道地方本部

食品アップリフトアドバイザリー事業
美幌で成果発表会
名物のあげいも改良作など3品
平野町長「〝美幌の味〟がよりおいしく」

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 全日本司厨士協会北海道地方本部が、美幌町内の食にまつわる事業者に、新商品の企画や既存商品のレベルアップを提案する「食品アップリフトアドバイザリー事業」の成果発表会がこのほど、町民会館で開かれた。今回、事業に申し込んだ3事業者を対象に、シェフが考案したメニューそれぞれ1品が示された。

 本部と町は、2023年12月に「食を通じた地域活性化に関する連携協定」を締結。協定に基づく初の取り組みとして、町内の事業者の商品企画の悩みを解決しようと、今回の事業を企画した。

 美幌峠レストハウスでレストラン「海空のハル」を運営する㈱バルクリエイトなど3事業者が事業に応募。「あげいもを改良し、バリエーションを増やしたい」「山わさびを用いた商品開発にアドバイスをいただきたい」などのリクエストに応え、本部がメニューを考案した。

 本部は、あげいもにはちみつと粉チーズをかけたり、クリームチーズを塩こうじに浸すマリネにして、削った山わさびを乗せて味わうなどのアイデアを提案。事業者からは「アイデアを生かして商品開発に励みたい」「販売に向けて準備を進めたい」と前向きな回答が得られた。

 成果発表会では平野浩司町長らが3品を試食。「『美幌の味』がよりおいしく、売れるものになるはず」と提案に感謝した。

 本部の幹事長は「美幌にはメープルシロップなど食材が豊富。一緒に取り組める仲間が増えるのは本部としても有意義なこと」と今後の連携にも意欲をのぞかせた。(浩)

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