定例北見市議会は19日、代表・一般質問が行われ、5人が登壇した。
代表質問で小野卓也議員(市民・連合クラブ)は高齢者らを対象に実施しているバス料金助成制度について「制度を維持するためにもう少しの負担をお願いする必要があるのではないか」と質問。辻市長は「重要な観点であり、社会福祉審議会の議論をふまえて受益者負担のあり方を検討したい」と述べた。
このほか、自身の公約に掲げるファミリーシップ制度の導入時期について辻市長は「今年9月を目途に導入する」と明言。市は性的マイノリティの成人カップルを婚姻と同等に認めるパートナーシップ宣誓制度を2022年度に導入。ファミリーシップ制度は、カップルと生計を同一にする家族も対象に加えるもので、これまでに道内自治体での導入事例はない。
田村淑江議員(市政みらい)は人口減少問題や中期財政改革について質問。公共施設のあり方について辻市長は「今後は加速度的に人口減少が進む。現行の施設数維持は困難であり、再編・統合を含めた見直しを進める」とした。佐々木賢一教育長は「児童生徒数の急速な減少が見込まれ、学校再編や校区の見直しも視野に入れた学校施設の集約が求められる。地域や保護者の理解を得ながら進めていきたい」と述べた。(柏)