どのようにしたら、明るい家庭をつくることができるのか?
明るい学校、地域、職場をつくる大元となるのは、やはり家庭のあり方ではないかと思う。それぞれの人間を形成しているのは、家族との関わりや家庭環境に由来しているのではないだろうか。
家庭の経済状況、両親の能力や性格、夫婦の関係性、兄弟との関係性などが一人ひとりの人間形成に大きく影響している。子ども時代の経験や人との関わりの中で、良くも悪くも成長していく。特に家庭でどのように育てられ、どのように生活していたのかは、いずれ自分自身がつくる家庭における基盤となり、不幸な状況を経験してきた者にとっては、それを反面教師としない限りは新しい家庭においても、同じような不幸な状況が繰り返されてしまうのではないだろうか。
豊かな子ども時代の家庭生活実現のためには、子ども達が安心して養護され、自由に暮らせる環境づくりが重要なのではないだろうか。そのためにも、親や教育機関の大人達が、高い高い意識を持って、養い育てていくという覚悟と実行力が必要なのではないだろうか。