北北海道大会には道内各支部の代表15チームが出場。美山イーグルスは初戦を10—3、準々決勝を6—2で快勝し、川岸真一監督が「今大会のポイントとなる試合だった」という丸山ファイターズ(中標津)との準決勝を8—6で制し、決勝に駒を進めた。
優勝候補の筆頭、釧路ゴールデンモンキーズBBCとの決勝は1—1で迎えた6回表、美山イーグルスは安打や敵失などで1死満塁のチャンス。8番の杉澤洸翠(ひすい)くん(6年)は「絶対に打つ」と強い気持ちで打席に立ち、みごとセンター前に2点適時打を放ち勝ち越し。「センター返しを心がけて思い切り振った。嬉しかった」と振り返る。
この回さらに1点を追加した美山イーグルスが4—1で勝利。エースで主将の瀬野慶次郎くん(同)が強打の相手を最少失点に抑える好投を見せ、6回を59球で完投した。
瀬野くんは「コースを意識して投げた。調子も良く、思い通りのピッチングができた」と振り返る。瀬野くんは今大会、先発、リリーフとして全4試合に登板した。
川岸監督は「皆本当に野球が好きな子達ばかり。10人の6年生を中心に一生懸命練習して強くなった。選手、父母会、指導者が三位一体でやってきた成果」とワンチームでの優勝を喜ぶ。
瀬野くんは「全国大会でも打たせて取るピッチングを心がけ、最後まで諦めずに戦いたい」と健闘を誓う。(柏)