美幌町出身の平昌、北京両冬季五輪スピードスケート日本代表、一戸誠太郎選手(28)=ANA=が結成したチーム「Team1」が8日から美幌町内で合宿を始めた。
チームは中長距離の選手が互いにレベルアップを図ろうと、一戸選手が中心になって北京冬季五輪後の2022年に結成。十勝を拠点に活動している。
今回の合宿には一戸選手、日高管内浦河町出身の小川拓朗選手=栃木県スポーツ協会=、根室管内中標津町出身の蟻戸一永選手=滋賀県スポーツ協会=の道内出身の3人をはじめ、伊藤貴裕選手=白銅=、土屋陸選手=同=、遠藤二千翔選手=恵那市体育協会=、伊藤誠悟選手=長野県競技力向上対策本部=の計7人が参加。13日まで美幌町のほか網走市、大空町で主に持久力や筋力の向上を図る。
7人は8日の練習前に美幌町役場を訪問。一戸選手は「日本の中長距離界を引っ張るメンバーたちです。8月からの氷上練習に向け、冷涼で、自然豊かな美幌でしっかりトレーニングしたい」と抱負を述べた。
平野浩司町長は「心から歓迎します。合宿をシーズンの活躍につなげてください」と激励した。(浩)