北見柏陽が北大会16年ぶり勝利

2024-07-17 掲載

(北見市/スポーツ)

2回戦で強豪クラークに敗れるも…初戦はコールド勝ち

 全国高校野球選手権北北海道大会(北海道高校野球連盟など主催)が13日、旭川スタルヒン球場で開幕した。北見支部代表の北見柏陽は、初日に釧路江南(釧根支部)を12―1の6回コールドゲームで下し、16日の2回戦で、前年度優勝校のクラーク記念国際(空知支部)に2―7で敗れた。敗れはしたが、北北海道大会で2008(平成20)年以来16年ぶりの1勝を挙げたナインの戦いぶりを振り返る。

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1回戦で釧路江南に勝利し、観客の声援に応える北見柏陽ナイン

 16日のクラーク戦で北見柏陽は、2点を追う2回、栗原明慎主将(3年)の適時中前打で1点を返した。4回、無死満塁の場面で山内悠生投手(3年)が急きょ降板。この回に5点を失った。

 山内投手は試合後「北見支部代表決定戦の翌日から左ひじの内側に痛みがありました」と打ち明けた。

 その後の反撃は5回の1点にとどまり、北見柏陽の戦いは2回戦で幕を閉じた。

 一方、1回戦の釧路江南戦は攻守に躍動。2回に山口晴己選手(3年)が左越3点本塁打、今野颯選手(3年)が走者一掃となる右翼線適時2塁打を放った。先発の山内投手は8四死球と制球に苦しみつつも6回を被安打2、失点1と粘りの投球。要所を締めた。

 1回戦の勝利は、北北海道大会では16年ぶり。3年生にとっては1年生の秋季、2年生の夏季、秋季に続き全道大会で〝4度目の正直〟だった。

 2021年7月に就任した鈴木快監督(38)にとっても初勝利だった。

 栗原主将(3年)は「それぞれの思いが異なり、意見が食い違うこともあったが、最終的には1つになれました。本大会では楽しむことに専念できたのが1勝につながったと思います」と話した。(浩)

【16日】▽北見柏陽2―7クラーク記念国際

【13日】▽北見柏陽12―1釧路江南(6回コールドゲーム)

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