16日のクラーク戦で北見柏陽は、2点を追う2回、栗原明慎主将(3年)の適時中前打で1点を返した。4回、無死満塁の場面で山内悠生投手(3年)が急きょ降板。この回に5点を失った。
山内投手は試合後「北見支部代表決定戦の翌日から左ひじの内側に痛みがありました」と打ち明けた。
その後の反撃は5回の1点にとどまり、北見柏陽の戦いは2回戦で幕を閉じた。
一方、1回戦の釧路江南戦は攻守に躍動。2回に山口晴己選手(3年)が左越3点本塁打、今野颯選手(3年)が走者一掃となる右翼線適時2塁打を放った。先発の山内投手は8四死球と制球に苦しみつつも6回を被安打2、失点1と粘りの投球。要所を締めた。
1回戦の勝利は、北北海道大会では16年ぶり。3年生にとっては1年生の秋季、2年生の夏季、秋季に続き全道大会で〝4度目の正直〟だった。
2021年7月に就任した鈴木快監督(38)にとっても初勝利だった。
栗原主将(3年)は「それぞれの思いが異なり、意見が食い違うこともあったが、最終的には1つになれました。本大会では楽しむことに専念できたのが1勝につながったと思います」と話した。(浩)
【16日】▽北見柏陽2―7クラーク記念国際
【13日】▽北見柏陽12―1釧路江南(6回コールドゲーム)