北見北斗、紋別、遠軽が支部代表に

2025-07-01 掲載

(北見市/スポーツ)

高校野球北北海道大会北見支部予選

 全国高校野球選手権大会北北海道大会北見支部予選は28、29日、北見市東陵運動公園野球場で代表決定戦が行われた。28日に行われたAブロックは北見北斗が美幌を下して6年ぶり28度目、Bブロックは紋別が網走南ケ丘を下して7年ぶり2度目の代表。29日のCブロックは遠軽が北見柏陽に競り勝ち、3年連続31度目の代表に就いた。

Aブロック・北見北斗は6年ぶり
「春の悔しさ晴らし甲子園出場を」

7回1死1塁から2塁打で生還を狙う網走南ケ丘の山神蓮選手 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
7回1死1塁から2塁打で生還を狙う網走南ケ丘の山神蓮選手

 北見北斗は1回、松岡翔汰選手(3年)の左翼フェンス直撃の適時2塁打など4安打で4点を先制。5回には6安打で5点を奪い、試合を決めた。北見北斗先発の北原龍投手(3年)は5回を被安打1、10奪三振。2塁を踏ませず、美幌に好機を許さなかった。

 北原投手は「ボールが先行しましたが、四球を出さずに流れを作れて良かったです」と投球を分析。ベスト8まで進んだ春の全道大会以降「満足いく球が投げられない」と投球フォームを見直している最中といい「北大会までにフォームを固め、春のくやしさを晴らしたいです。目標は甲子園」と意気込んだ。

 鈴木收監督は、守備の連携や進塁打など局面に応じて役割を果たすプレーに重きを置いてきたといい「春の経験を北大会に生かしてほしい」と期待した。半世紀近くにわたりOB会長を長く務めた渡辺和勇さんが2024年暮れに死去。「歴代の選手たちに声をかけ、めんこがってくれました。渡辺さんへの感謝の気持ちを胸に、1試合でも多く戦ってきたい」と決意を述べた。

 紋別は3回に橋口莉月選手(3年)の右翼線2点適時3塁打など5安打で4点を先制。5回、8回にも複数得点した。網走南ケ丘は8回に2点を返したが、及ばなかった。

 紋別は15安打。加賀谷実監督は「強いゴロを転がそうと集中できていました。満点」と手放しでたたえた。キーマンに挙げる橋口選手をいつもの2番でなく3番で起用。その橋口選手が3打点と結果を残した。

走南ケ丘「来年こそは勝ち抜いてほしい」
北見柏陽「悔しさバネに目標達成を」

 網走南ケ丘の山口哲汰主将(3年)は「打たれはしたが、大きなミスはなく、最後まで声を出して笑顔でプレーできました。南ケ丘はにぎやかで楽しいチーム。昨年も代表決定戦で敗れたので、来年こそは勝ち抜いてほしい」とリベンジに期待した。

 29日のCブロックは4―4の同点で迎えた6回、遠軽が本山悠人選手(1年)の中前適時打で1点を勝ち越し。先発の塩田禅投手(3年)が6回以降を無失点に抑えた。北見柏陽は7回に2死2塁の好機を生かせなかった。

 遠軽の阿波克典監督は「夏特有の負けたら終わりという雰囲気もあり、厳しい試合。試合経験が少ない選手が多いが、北大会で勝つ中で、さらに成長してほしい」と期待した。

 遠軽は負傷で急きょスタメン2人を変更。当日朝に先発を告げられた竹中優晴捕手(2年)は「球場に向かうバスの中から緊張していました」。4回には2ストライクからスクイズを決め「低めの難しい球でしたが、決められて良かったです」とほっとした表情を見せた。

 北見柏陽は大野蒼太投手(1年)が力投。田川篤喜主将(3年)は「1年生がしっかり投げているのに助けてあげられなかった」と涙をぬぐい「このくやしさをバネに目標を達成してほしい」と思いを託した。

 北北海道大会は7月12日(土)から旭川スタルヒン球場とエスコンフィールド北海道で開かれる。

美幌
00000   0
40105×   10
北見北斗
(5回コールドゲーム)

紋別
00402005 11
00000002 2
網走南ケ丘
(8回コールドゲーム)

北見柏陽
000130000 4
20011100× 5
遠軽

1回に先制の左前適時打を放つ北見北斗の菊地颯空選手 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
1回に先制の左前適時打を放つ北見北斗の菊地颯空選手

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