北見市在住の人形作家・皆川優子さんの個展「MinagawaDolls人形展 vol.5」が、NHK北見放送局内ぎゃらりーで開かれている。「Dreamer’s eyes」をテーマに、少女の夢を表現した人形など13点が並び、幻想的な空間を作り出している。26日まで(最終日は午後2時まで)。
皆川さんが創作しているのは球体関節人形。2000年から独学で人形を作り始め、03年に旧北海道人形作家協会会員になった。「ドールアート展inうつくしま」で大賞を受賞するなど数々の人形展やアート展で活躍。北見をはじめ、東京や札幌などでも作品展を開いている。
会場に横たわる真っ白なドレスを着た少女の人形「Dreamer」が見ている夢の世界を、恐ろしい魔女や白と黒のギンギツネ「ドミノ」といった、周囲に配置した美しい人形達で表現。
また、フリーカメラマンの田口真樹子さんとダンス&ヨガインストラクターの寺下恵理さんの協力で制作した動画を、作品展のプロローグとして上映している。
皆川さんは「新しいアイデアを出しながら、都会のギャラリーと遜色ないような展覧会をめざしています。創作人形の裾野を広げて、見る人も作る人も増えていったらうれしいです」と話している。(菊)