都市緑化推進に顕著な功績があったとして北見の樹木医、鈴木順策さん(88)が、2024年度都市緑化功労者国土交通大臣表彰を受賞する。25日、東京都内で表彰式が行われる。
同省は10月の「都市緑化月間」に合わせて都市の緑化推進や緑地の保全、都市公園の整備などに功績のある民間団体、個人を表彰している。今年度は全国で24個人が選ばれ、道内では鈴木さんが唯一の受賞者となる。
鈴木さんは北海道営林局北見支局勤務を経て1993年、樹木医に登録された。これまで緑と花の市民の会の役員として市民植樹祭やみどりのシンポジウム開催などの活動を展開。オホーツク森の案内友の会では会長や顧問を務め、自然観察会や小学生向けの緑の教室などに取り組んだ。また、2008年に北見で開かれた全国さくらシンポジウムでは、開催誘致に奔走するなど幅広く緑化推進に努めた。現在、日本樹木医会北海道支部顧問、オホーツクみどりネットワーク顧問を務める。
鈴木さんは「大変重い表彰。これまでの活動を認めていただき、ありがたいことです」と話している。(柏)