
武田さんは旧・端野町緋牛内で1939(昭和14)年に生まれた。旧・緋牛内小中学校に通い「遊びで卓球を覚えた」という。当時は1学年40人程度いて、遊びはそんなに多くなかったので「休み時間となると、体育館の卓球台を確保するのが大変だった」そう。クラブ活動に入ってなかったが「推薦され、訓子府町で開かれた中学校の卓球大会に出場した覚えがある」。北見北斗高校に進学し、卓球部に入部するも「ボール拾いや素振りばかりやらされ、嫌になって辞めた」そう。
美装業を興し、長年自営に励み、卓球から遠ざかっていたが、65歳で始めた。市内のサークル・卓美会に入会し「下地があったのでしょう、すんなり入れた」そう。
75歳以上の部、80歳以上の部に続き、3回目の表彰台。週2回の練習は「正直疲れる」。3位タイの成績は「去年が2位だったので」と悔しそうだ。それでも来年の大会に向け、4人に与えられるシード権に胸を張る。
山田さんはこの大会念願の初優勝。そのほか市内の鈴木まゆみさん(60)が女子60~64歳の部で準優勝、藤田佳彦さん(60)が男子60~64歳の部で3位タイに入り、全国出場を決めた。後日詳報を掲載予定。 (寒)

(左から藤田さん、山田さん、鈴木さん、武田さん)