
多年にわたり警察に協力し、功労があったとして道警北見方面本部は8日、管内の3個人・1団体を表彰した。
同本部で行われた表彰式には、美幌町で長年、暴力追放運動などに取り組む、美幌町暴力追放推進協議会会長の岡崎孝吉氏(74)と北見市の町内会組織・ときわ24防犯パトロール隊隊長の渡部薫氏(75)が出席。清里町の斜里警察署地域交通安全活動推進委員・二杉好郎氏と紋別市の紋別警察署検案嘱託委・武田彰久氏は欠席した。
岡崎氏は同町防犯協会会長なども務め「今回はひと際大きな受賞で、嬉しさもひとしおです」と感想。町内では最近も特殊詐欺被害が発生しており、金融機関出入口にのぼり旗を掲げて被害未然防止の啓発を行っている。関連約30団体とともに「被害を1件でもなくしたい」とあらためて防犯への決意を述べた。
北見のときわ24防犯パトロール隊・渡部氏
「活動評価され嬉しい」
ときわ24防犯パトロール隊は同市常盤町の町内会防犯部に、2004年に発足。20年間にわたり夜間パトロールや児童登校時の見守り活動を続けている。渡部氏は「黄色いジャンパーを着た活動が浸透し、最近では悪さをする子が減っている」と報告し、「署とともに本部でも私達の活動を見ていてくれて嬉しい」と感謝を述べた。
工藤博光本部長は「目的達成のためには皆様の経験と知識が必要です」と今後の活動にも期待を寄せた。 (寒)