美幌高校美術部が、不法投棄の防止を訴えるポスター2枚を制作した。18日、美術部部長(2年)が過去に不法投棄があった陸上自衛隊美幌駐屯地北側の敷地を訪れ、関係者と掲示板に設置した。
ポスターは、過去にこの場所で不法投棄があったのを機に、美幌警察署などが美術部に制作を依頼。毎年作品を入れ替えて根絶を呼びかけている。
今年は部長と副部長(2年)が1枚ずつ制作。部長は、ペットボトルを捨てる手を描き「捨てるな 見てるよ」という文字を書いた。下地を黒色に塗ることで「強いメッセージで気持ちを表現しました」という。「自分の住むまちを汚さないでほしい」と話した。
副部長は、道路標識を模したデザインと「ぽいすて たのしい?」の文字でモラルを問いかける作品。齊藤部長の作品と交互に掲示される。
18日は美幌警察署、美幌町防犯協会、陸上自衛隊美幌駐屯地の職員らが貼付式に出席。防犯協会の会長は「すばらしい出来栄え。ポスターの力を借りながら住みよい町を目指したい」と感謝した。(浩)