北見夜間中学主催の北見北斗高校吹奏楽局ミニコンサートがこのほど、北見市総合福祉会館で開かれた。同中学に通う中学生やシニアら約30人が、高校生の迫力ある演奏に耳を傾けた。
道内では数少ない民間運営の夜間中学。退職した教員や現役の大学生がスタッフになり、不登校の中学生や学びなおししたいというシニアが週1~2回の授業に通っている。コンサートは、高校生達の輝く生演奏が生きる力や希望になればと、同中学の斉藤満幸代表が企画した。
同吹奏楽局はフルート、トランペット、サックス、トロンボーン、クラリネットの各パートごとに、楽器や曲を紹介しながら「ジブリメドレー」「夢を叶えてよドラえもん」などを演奏。美しい音色が会場を包み込んだ。最後には夜間中学の生徒らから「定期演奏会にぜひ行きたい」との感想や「大学でも音楽を続けたいと思っている人はどのくらいいるの?」など質問も上がった。
斉藤代表は「素晴らしい演奏で中学生やシニア、スタッフの力になったと思います。3年目になり、これからも活動を広げていきたい」と話していた。(菊)