バルサはアルゼンチン代表リオネル・メッシ選手をはじめ、Jリーグでも活躍したアンドレス・イニエスタさんら数多くの名選手がプレー。短いパスを何本もつないで相手ゴールに迫るスタイルで知られる。
アカデミーキャンプは、子どもたちにこのスタイルの元になる技術などを指導する場で、定期的に日本各地で開かれている。過去には、現日本代表で、スペインでプレーする久保建英選手がこのキャンプを経てバルサ入りを果たした。
鎌田くんは7月に3日間、札幌市内で開かれたキャンプに参加。プレーぶりが評価され、エリートキャンプへの切符をつかんだ。「上手な選手たちの中でも通用するプレーがあって自信になりました。選ばれてうれしい」と笑顔を見せる。
左利きでポジションはミッドフィルダー。好きなチームはもちろんバルサで、好きな選手はメッシ選手。得意なプレーとしてゴール前に切れ込んでのシュート、周囲の状況を見て出すパスなどを挙げる。「足元のボールはあまり見ず、なるべく顔を上げて周りを見るようにしています」と話す。
エリートプログラムは10日間。バルサのコーチから指導を受け、試合にも臨む。日本全国から選ばれた選手や現地の同年代の選手とも練習やプレーをともにすることになるが「とても楽しみ。良いプレー、練習方法をたくさん学びたいです」と出発を心待ちにしている。 (浩)