北見商工会議所は2024年第2四半期(7〜9月)の景気動向調査の結果をまとめた。全体の景況は前年同期に比べ10・3ポイント悪化した。
北見市内の企業117社が回答。集計結果は、好転割合から悪化割合を差し引くDI値(景気動向指数)で表している。
全体の業況は昨年に比べ「好転した」とする企業が23・9%、「悪化した」とする企業が34・2%でDI値はマイナス10・3。前年同期に比べ10・3ポイント悪化した。
業種別では、建設業が前年同期比4・6ポイント、小売業が3・6ポイントとそれぞれ小幅に好転。一方、製造業は同34・6ポイント、卸売業は同22・5ポイント、サービス業は同20・0ポイントの大幅な悪化となった。
経営上の問題点は1位が「諸経費増」、2位が「人件費増」、3位が「人材不足」で、物価の高騰や人手不足とそれにともなう人件費の増加が企業経営に重くのしかかっている。