高校選抜北北海道大会で初の団体戦男女優勝

2024-11-27 掲載

(北見市/スポーツ)

いざ全国へ

 網走南ヶ丘高校弓道部が10月に芦別市で開かれた「第46回北海道高等学校弓道選抜大会北北海道大会」団体戦で初の男女アベック優勝を成し遂げた。男子個人戦では落合洸成さん(2年)が初優勝。団体、個人とも12月に三重県で開かれる全国大会に出場する。選手たちは「それぞれの本領を発揮して全力で挑む」と張り切っている。

網走南ヶ丘高弓道部



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 大会にはオホーツクや旭川などから団体は男子13チーム、女子15チーム、個人は男子40人が出場。団体戦は男子、女子とも3人1チームで、予選は1人12本(合計36本)の矢を放ち、的中数を競った。

男子「本領発揮し挑みたい」

女子「仲間たちの心も連れ全員で」

 男子は25本的中の好成績で予選を1位通過。決勝リーグは、1、2試合目をともに1本差の僅差で制したが、3試合目で同じく2勝の旭川永嶺に惜しくも敗れた。優勝が危ぶまれたが、旭川永嶺も他校に敗れ、2勝1敗で並んだ。勝ち点が並んだ場合は、決勝リーグの的中数で順位が決まるルールで、網走南ヶ丘23に対し、旭川永嶺は22。ここでも1本差で優勝を勝ち取った。

 里見恭史さん(2年)は「疲れてくると力む癖があるので、力を抜くことを意識しました。それが今回の結果につながったと思います。全国では一生懸命練習してきた自分を信じて戦いたいです」。菅原智也さん(1年)は「頼もしい先輩の存在が心の支えになり、リラックスして射に集中できました。全国でも本領発揮して頑張りたいです」と話した。

 女子は予選でメンバー交代をしながら17本的中し、4位で通過。決勝リーグは全戦全勝で文句なしの完全優勝を遂げた。阿部侑加さん(2年)は「緊張しがちなので、とにかく心を落ち着かせることを意識しました。全国では会添(サポート役)として、みんながリラックスできるよう手助けしたいです」。松﨑日和さん(同)は「一番に楽しむ気持ちを持って挑みました。緊張を楽しみに変えられたのが良かった。全国でも結果を残すのはもちろん、今大会での楽しい気持ちを忘れずに臨みます」と抱負を述べた。

 長岡夏々葉さん(同)は「『いつも通り』を意識しましたが、気持ちに体がついてこず、悔しいです。全国では補欠ですが、いつ声が掛かっても全力を出せるように集中して挑みたいです」、新村里沙さん(同)は「補欠出場でしたが、いつでも全力で挑めるように臨みました。射(弓を射ること)の時は的中させることだけに集中しました。全国ではチームの皆はもちろん、今回行けない仲間達の心も連れて『全員の力』で挑みます」と話した。

個人では落合 洸成さんが初優勝

「緊張に負けず堂々と戦いたい」

 男子個人戦は、8本中5本以上を的中すると予選を通過できる。落合さんは6本を的中させて本戦に進んだ。

 強者揃いの本戦は、13人が一斉に矢を放ち、それぞれが的を外すまでを競った。1本目で9人が残り、2本目では3人。刻々と人数が減る中で唯一、3本目を的中させ、自身初の個人戦優勝を決めた。

 落合さんは「何度も練習を重ねた『自分の動き』を意識して頑張りました。メンタルが弱いところがあるので、大会中は心の中で『やれる。大丈夫』と己を励まし、気合いを入れました」と振り返り、全国大会では「緊張に負けず、堂々と戦いたいです」と熱く闘志を燃やしている。(結)

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