フットサルは1チーム5人。11人制のサッカーに比べフィールドは小さいが、選手1人ひとりに求められる運動量や、ダッシュの回数は多く、どのチームもバスケットボールのように選手交代を繰り返しながら戦う。
北見光西は、11月3、4日に20チームが参加して紋別市で開かれたオホーツク地区予選で優勝。9、10日に釧路管内釧路町で開かれた道東ブロック予選に臨んだ。
ブロック予選はオホーツク、釧路、十勝、根室から16の中学校やクラブチームが出場。北見光西は4チームで争われる予選リーグで、1勝1敗1分の2位で8チームによる決勝トーナメントに進んだ。
トーナメント1回戦で新得中(十勝)を6―4で退け、準決勝で光洋・歯舞・柏陵合同チーム(根室)に4―2で競り勝った。決勝はけが人が続出したこともあり、北海道コンサドーレ釧路U―15(釧路)の前に力尽きた。
メンバー19人のうち3年生9人は、サッカーの大会終了後もフットサルでの全道大会出場を目指し、部に残って練習を重ねてきた。
主将の白崎類くん(3年)は「1年生の時から全道大会出場を目標にしてきたので、めちゃくちゃうれしい。3年生は最後の大会。思い出に残る大会にしたい。支えてくださった方に感謝の気持ちを表すためにも、練習してきたことを全て発揮して、良い結果を残したいです」と、集大成となる大会への意気込みを語る。
16チームが出場する全道大会の目標は予選を突破してベスト8に残ること。予選では札幌、釧路、苫小牧のクラブとの対戦が決まった。厳しい戦いが予想されるが、片岡琉聖くん(同)は「1点取られても、取り返すのが光西のサッカー。最後まで絶対にあきらめず戦います」と誓っている。(浩)