美幌高校スキー部・創部メンバーのラストシーズン

2024-12-02 掲載

(美幌町/スポーツ)

全国規模大会全てで優勝を

 美幌高校スキー部の選手たちが、クロスカントリースキーシーズンの開幕に向けて練習を重ねている。創部から在籍する3年生5人にとっては高校最後のシーズンで、それぞれ活躍を誓う。一方、保護者らでつくる美幌クロスカントリースキークラブは、遠征など選手の活動費捻出のため、クラウドファンディング(CF)など支援に力を入れている。

インターハイなど大きな大会での活躍誓う
保護者の「美幌クロカンクラブ」はCFで協賛者募る

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 スキー部は3年生5人が入学した22年度に創部。現在は3年生に加え、1年生4人の合計9人が所属する。

 12月に上川管内美瑛町、音威子府村で合宿を経て、12月15日に白滝町の大会からシーズンに突入。25年1月以降は全日本選手権、2月にはインターハイ、国民スポーツ大会など大きな大会も控えている。

 シーズンについて、主将の松本聖也さん(3年)は「全国規模の大会すべてで優勝したい。大会が集中する2月ごろにピークを合わせたいです」、吉田頼生さん(同)は「インターハイでクラシカル、フリーの両方で優勝したいです。体力面、筋力面ともに昨年より伸びたので頑張りたい」と意気込む。

 1年生が入部したことで、今季は個人種目に加え、男女ともリレー種目にも出場できる見込みという。副主将の宮崎真衣さん(同)は「高校最後の年。少年団から数えて14年間、美幌のメンバーとも最後になるので、支えてもらった恩返しを込めて走りたい」と思いを込める。

 一方、保護者でつくる美幌クロスカントリースキークラブは、クラウドファンディングなどを通じ、協賛者を募集している。選手の用具や遠征などにかかる今季の費用は、9人合計で600万円ほどかかるといい、松本会長は「選手が思い切り活動できるよう支援していきたい」と広く協賛を呼びかけている。(浩)

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