長旅を終え、生まれた地にまた戻り—。凍り始めた網走湖にサケが溯上している。
網走で生まれたサケは稚魚に成長すると、網走川→オホーツク海→ベーリング海→アラスカ湾を回遊し、約4年後に〝故郷〟に戻ってくる。
数日前から凍り始めた網走湖。朝晩は湖岸には霜が降り、冬本番を迎える季節になったが、「生まれ故郷に戻る」という習性があるサケは、最後の力をふり絞って水しぶきをあげている。
かつて、網走市内では網走湖に溯上するサケを観覧するイベントがあった。現在も溯上するサケを見学する観光客の姿を見かける。 (大)
(※溯上するサケを許可なく捕獲することは禁止されています)