気象庁・札幌管区気象台は1～3月の「向こう3カ月の天候見通し」を発表した。北海道は期間の前半は寒気の影響を受けやすいが、その後は冬型の気圧配置が弱まり、期間を通しての平均気温は平年並か高いと予想している。オホーツク海側の降水量は平年並か多いと見込んでいる。

　期間の前半は冬型の気圧配置が強まりやすいと予想。低気圧の影響を受けやすい時期もあるため、オホーツク海側は1月、曇りや雪の日が多く、2月と3月は平年同様に晴れの日が多いとしている。

　オホーツク海側の気温は1月が平年並か低く、2月はほぼ平年並、3月は高いと見込む。降水量は1月が平年並か多く、2月、3月はほぼ平年並の予想。

　解説によると、期間の前半は上空の偏西風が日本付近で南に蛇行しやすく、寒気を伴うシベリア高気圧は南東側への張り出しが強い時期があり、冬型の気圧配置が強く、北海道地方では寒気の影響を受けやすい。後半は張り出しが弱まり、冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいとしている。