東京電力福島第1原発事故で被爆した牛の飼育を続けている牧場をモデルにした絵本「希望の牧場」(岩崎書店)の原画展が、北見市立中央図書館2階で16日まで開かれている。多くの絵本や書籍の挿し絵などを手掛けるイラストレーターの吉田尚令さんが描く、素朴ながらも見る人の感情に訴えかけてくるような原画作品18点が並んでいる。
福島県浪江町の牧場にとどまり、取り残された牛を守る酪農家の姿を描いた絵本。IBBY(国際児童図書評議会)が隔年で発行する世界的に権威のある児童書リスト「IBBYオナーリスト」に選出されている。 (理)