びほろ植物画同好会(多津美ミヤ子代表、会員4人)の展覧会が北洋銀行美幌支店で開かれている。町内に自生する身近な植物などを精密に描いた作品22点が並び、来店客らの目を引いている。
植物画はボタニカルアートとも呼ばれ、植物の形や色などの特徴を実物大で写実的に描き、花びんなどの人工物や背景は描かないなどの特徴がある。
展覧会ではナツツバキやミズキ、ナナカマドなどの作品が並ぶ。オホーツクで見られるさまざまなキノコをいくつかまとめて描いた作品もある。
セイヨウタンポポの作品では、花の外側にある下向きの「がく」など、他のタンポポとの違いを分かりやすく描いている。
種など描きたい部分が現れるまで待ち、1年がかりで仕上げる作品もあるという。
2015年に町内で開かれた講習会を機に結成。多津美代表(77)は「描くことで植物について学ばせてもらっています。身近な植物を特に描いていきたい」と話している。
展覧会は19日まで。後半は作品を入れ替えて展示する。 (浩)