来年度実施予定 無休を解消

2025-02-17 掲載

(北見市/社会)

完全週休2日制へ

 北見市北見自治区の道路除雪を担うオホーツク総合管理協同組合と市は、現在の除雪体制を維持しながらオペレーターの働き方改革を進めている。冬季に開設する除雪センターの運営を従来の無休体制から完全週休2日制に移行する取り組みで、市の財政健全化計画・アクションプランに来年度からの実施が盛り込まれている。

北見市 財政健全化計画の影響 除雪センター
すでに移行準備開始
道路除雪体制は維持

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 市は建設業者で組織するオホーツク総合管理協同組合に除雪業務を委託。同組合は毎年12月1日〜翌年3月31日の4カ月間、市道路維持センター内に除雪センターを開設し、加盟事業所がスタッフを派遣。期間中は毎日2交代24時間体制で運営している。

 まとまった降雪時には市の指示に基づきオペレーターを招集して除雪車両を出動。平時は市民からの問い合わせ対応やパトロール、吹き溜まりなど危険箇所の解消作業を担う。

 24年の法改正では、建設業も時間外労働上限規制への対応が必要となった。また、現在の勤務体制はスタッフの負担も大きいことから、同組合は休日の設定を市に求めていた。

 市は組合側からの要望もふまえ、11月に策定した同アクションプランにセンターの完全週休2日制を掲げた。事業費の削減効果額4200万円を見込む。

 市道路管理課によると、週休2日制に移行した場合でも、休日設定日に大雪の予報が出た場合はセンターを開設し、従来通りに対応。また、平時の休日に市民から連絡が入った場合は市の当直が受理。道路管理課を通じて組合に連絡が入る仕組みで、必要に応じて対応していくという。

 同センターは、すでに降雪のない日に閉所するなど週休2日制導入に向けて準備を開始。岩城昌彦センター長は「労働環境を改善しつつ、これまでの除雪体制を維持していきたい」と話している。 (柏)

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  • 道路除雪
  • 完全週休2日制

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