北見高栄小学校5年生47人が6日、同校体育館を会場に「オレンジカフェ」を開いた。児童達があやとりやメンコなどが楽しめる遊びのコーナーや喫茶ブースを設け、お年寄りらをもてなし、交流を深めた。
同校でのオレンジカフェの開催は昨年度に続き2回目。北見市高齢者相談センター北部との共催で実施した。
5年生は福祉をテーマに総合的な学習に取り組んでいる。昨年12月に認知症サポーター養成講座を受講した児童達は、認知症当事者だけでなく、誰もが安心して集える場所にしようと7グループごとに役割を分担し、準備を進めてきた。
当日は児童が主体となって運営。はきはきとした大きな声で、相手の目を見ながら受け付けをしたり、各ブースでオセロやトランプを一緒に楽しんだ。今年はリコーダー演奏やオリジナル劇の発表も用意し、来場者を楽しませた。手が空くと来場者に「一緒に遊びませんか」と積極的に声を掛ける姿も見られた。
5年生の児童は「声の大きさや表情に気を付けながら接するようにしました。みんなに楽しんでもらえたと思います」と話していた。 (理)