水道料金は改定率13%〜46%

2025-03-04 掲載

(北見市/社会)

1カ月あたり最大2191円増

 北見市上下水道審議会(会長・中村大北見工大教授)が2月27日に開かれ、市から諮問を受けた水道料金と下水道使用料の改定について協議した。市上下水道局が料金、使用料について各5パターンの試算を提示。それによると水道料金の場合、改定率は13%?46%、1カ月あたり最大で2191円の値上げとなる。

北見市上下水道審議会

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 同局が示した今後の損益見通しによると水道事業の場合、人口減少などで収入は年々減少。一方、様々な経費の上昇により支出は増加が続く。2026年度は約1千万円の赤字が発生し、27年度には約2億円に膨らむという。

 収支不足を補い、今後も計画的に施設の改築や更新をしていくには、一定の額を資産維持費として積み立てる必要がある。

 同局は一般的な家庭(1カ月で20立方㍍を使用する3〜4人家族)を想定し、資産維持率0・1%から3・0%(標準値)まで5パターンの試算を実施した。

2026年度に料金改定へ

 それによると水道事業の場合、改定率は13・48%〜46・46%、1カ月の料金は5351円〜6907円と、現行料金の4716円に比べ636円〜2191円のアップとなる。

 一方、下水道事業は改定率が0・16%〜33・52%、使用料は3626円〜4833円で現行使用料の3620円に比べ6円〜1213円のアップ。

 市は5月をめどに答申を受け、改定率や料金体系などを検討。議会審議などを経て26年度に料金改定を行う運び。 (柏)

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