雨水管120㍍が「緊急度1」と判定

2025-10-23 掲載

(北見市/社会)

下水道管路の全国特別重点調査

北見市上下水道局が結果報告

 北見市上下水道局は、下水道管路の全国特別重点調査(優先実施個所)の調査結果を20日に開かれた市議会の所管常任委員会に報告した。

 今年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損による道路陥没事故を受け、国土交通省は全国の自治体に下水道管の特別重点調査を要請。北見市は7月から、対象となる下水道管路の調査を実施した。

 調査対象は管径が2㍍以上で1994年度以前に設置された管路。このうち「八潮市の道路陥没現場と類似の構造・地盤条件の個所」「管路の腐食しやすい個所」など4項目のいずれかに該当する個所は優先的に調査することとされている。

 市内の調査対象はいずれも北見自治区内の「管路の腐食しやすい個所」で、雨水管1693㍍、合流管150㍍の計1843㍍。このうち雨水管510㍍と合流管430㍍の計940㍍を優先的に調査した。

 調査の結果、雨水管120㍍が「原則、1年以内の速やかな対策が必要(緊急度1)」、雨水管3㍍と合流管1㍍の計4㍍が「応急措置を実施した上で5年以内の対策が必要(緊急度2)」と判定された。市は国の通達に基づき、緊急度1と緊急度2の管路対策を行う。

 優先実施個所以外の調査結果は来年2月までに国に報告する。 (柏)

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