北見市留辺蘂地域の国道39号の交通安全対策を求め活動する、北見市留辺蘂町富士見・滝の湯地区活性化期成会(会長・飯田淳一旭中央自治会会長)は、取り組みへの理解を広めたいと近隣自治体や流通関係機関を訪問し、要望を伝えている。
留辺蘂の自治会や経済団体、各種産業界の関係者ら有志23人で2019年10月に結成。石北峠のトンネル化調査をはじめ西相内周辺のゆずり車線の延長など国道39号の交通安全対策を訴える活動を展開している。
「国道39号交通安全対策のさらなる推進について」とする要望書をこれまで、北見市と網走開建、オホーツク総合振興局などに提出している。この運動をさらに広げようと役員が今回、留辺蘂に隣接する自治体を訪問した。
5日は飯田会長と坂下文芳副会長、坂下一夫同の3人が訓子府町役場を訪ね、伊田彰町長と面談。「切り拓こう!官民協働・オホーツクの未来を!」と題する現況報告資料を手渡し、古事の三本の矢の教えを例に「整備が進む旭川紋別自動車道、十勝オホーツク自動車道の2本に加え管内外を結ぶルートとして国道39号石北峠も重要だが恒久的な安全対策が欠かせない。オホーツクの未来へ理解を」と説明。伊田町長は「訓子府町民も石北峠を使う。安全のためなら応援したい」と答えた。
一行は後日、置戸町を訪れたほか、JAきたみらいなど流通機関も訪問した。(寒)