置戸町の置戸神社境内で「カタクリ」の花が咲き始めた。淡い紫色の花に交じり、空色の「エゾエンゴサク」も見ごろを迎えており、訪れた参拝者が春を感じている。
社務所裏の林の一角に50株ほどが咲く。昨年並みの開花だが、気温が低めの日や風が強い日もあり、開花の進みはゆっくりめ。
同神社の藤川伸生宮司は「天候によりますが、ゴールデンウイークいっぱいは見ごろが続くと思います」と話し「群生地内には立ち入らず、マナーを守って楽しんでもらえれば」と呼び掛けている。
境内ではカタクリの見ごろが終わると、ニリンソウやエンレイソウが〝花のバトン〟を引き継ぐという。 (理)