道内で今年初「真夏日」

2025-05-21 掲載

(北見市/話題)

北見で16日、30・3度

熱中症対策忘れずに

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 南からの暖かな風が吹いた16日、北見の最高気温が全道1位の30・3度に達した。置戸町境野でも30・0度。道内で今年初めて「真夏日」を観測した。

 気象庁の全国観測地ランキングによると、この日最も気温が高かったのは、沖縄県伊是名(いぜな)で31・1度。沖縄県の観測地点が上位を連ねるなか、北見の30・3度は那覇市などと同じ全国8位の暑さだった。

 本紙の調べによると、北見でその年に初めて「真夏日」となった日は、過去50年間で1998年が抜きん出て早く4月21日、次いで5月15日が3回、今年はこれに次ぐ過去5番目の早さだった。ちなみに最も遅かったのは、冷夏で農作物が凶作となった1993年の8月25日。

 近年夏の暑さが際立つなか、北見の〝初真夏日〟は昨年が6月18日、一昨年が6月22日。これに比べ今年は1カ月以上早い観測だった。北見のこの時期の最高気温の平年値は17・7度。体がまだ暑さに慣れていないことから、熱中症対策が必要だ。

 この日の遠足のために体力増強と暑熱順化の事前練習を行ってきた若松小の児童達は、水分補給の途中休憩を予定より増やし、暑さ対策(写真上)。北見市端野の稲作農家は通常朝1回のハウスの水まき作業を午後も行い、苗の暑さ対策にしていた(写真下)。 (寒)

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