美幌町は14日、豊岡の町道沿いで見つかった不法投棄現場を確認した。確認には美幌警察署も同席。投棄物は家電やタイヤ、サッシなど合わせて数100㌔に上るとみられ、警察署は廃棄物処理法違反の疑いで調べるとともに、パトロールを強化している。
現場は北見市端野町との境界近くの私有地。町道から20㍍ほど落差のある急傾斜の谷に投棄したとみられ、ブラウン管テレビやもちつき機、物干しざお、洋式便器、食品の容器・包装など大小さまざまなごみが散乱している。
通行するドライバーらからは見えづらい場所で、4月上旬に近くの住民からの通報で判明。町は現場を確認した後、投棄物約180㌔を回収したが、その後、さらに投棄されたとみられる。
14日は町職員、署員合わせて10人ほどが状況を確認した。
廃棄物処理法では、不法投棄は5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金(法人の場合は3億円以下の罰金)が科せられる。
町は現場近くに不法投棄をやめるよう訴えるのぼりを立て、近く投棄物を回収する。警察署は捜査を継続する。それぞれパトロールを強化。町は「心ない行為。重い罰則もあり、絶対にしないでほしい。不法投棄はここだけではなく、見つけた場合は連絡してほしい」と呼びかけている。問い合わせなどは環境衛生グループ(0152-77-6550)へ。 (浩)