
空手の北見なかざわ道場に所属する選手6人・3組が、31日に東京都で開かれる全日本柔道形競技大会に出場する。選手らは14日、北見市役所を訪れ辻直孝市長に抱負を語った。
道場の代表を務める中澤伸一さん(57)と新海敬一さん(57)ペアは4月に東京都で開かれた「五の形」部門の全国枠予選で2位となり出場権を獲得。中澤佑紀さん(25)と黒川俊光さん(27)のペア、安田陽心さん(北見商業高校1年)と木村陽さん(北見北斗高校1年)ペアは4月に札幌で開かれた北海道予選に出場し、中澤・黒川組は「極の形」、安田・木村ペアは「柔の形」でそれぞれ出場権を手にした。
中澤伸一さんは長年、弟の正さんとペアを組んで数々の全国大会出場経験を持つが、今回は2月に組んだ新海さんとのペアで全国に挑戦。3位以内が目標で、「高い目標に挑みたい」と話した。
中澤佑紀さんと黒川さんは昨年に続く出場で、今回は「昨年の10位を上回る成績を」と意気込みを見せた。
安田さんと木村さんは今大会初出場。安田さんは「緊張すると思いますが、練習した成果をすべて出したい」。木村さんは「演技を間違わないように、自分達の力を出し切りたい」と語った。
このほか北見出身で札幌支部所属の堂野武尊さん(20)・荒木颯葵さん(20)ペアも「投の形」に出場するため、北海道から出場する8組のうち4組が北見に縁のある選手となる。
この日は北見柔道連盟の武藤弘司会長と選手らが訪問。辻市長は「ぜひ頑張って」と激励した。 (柏)