スズメバチの巣作りが本格化するのを前に、北見市内の上ところコミュニティプラザで17日、スズメバチトラップ作り講習会が開かれた。地域住民23人が参加し、市環境課の職員から捕獲器の作り方と設置場所のポイントなどを学んだ。
上ところ地域住民協働組織「上ところさくら会」主催。財政健全化計画で今年度から市による蜂駆除業務が廃止となったことから、安全安心のまちづくり活動の一環として企画した。
参加者は2㍑サイズのペットボトルの上部に2㌢大の穴を3カ所開け、日本酒・酢・砂糖を混ぜた誘因液を注いで仕上げた。
市職員は、トラップは巣作りを始める女王バチの捕獲が主な目的で、5~7月に設置するのが有効と説明。それ以降は、多くのハチを呼び寄せてしまうため撤去し、設置場所は人がよく通る場所や子どもが手に届く高さを避けるよう話した。スズメバチが巣を作りやすい軒下や物置、庭木など「日ごろから住宅周りの点検をしましょう」と注意を呼び掛けた。 (理)