
北見の山田勝美さん(80)と渡部功一さん(80)による初めての人物画二人展が、北見市内の北網圏北見文化センターラウンジで開かれている。温かな視点で家族やモデルを描いた10点を展示している。29日まで。
2人は網走信金の元同期職員で、62年来の友人。ともに北見と網走の絵画愛好者で結成する「ぐるーぷ彩風」に所属し、毎年網走と北見でグループ展を行っているのをはじめ、それぞれでも活動している。
山田さんは幼いころの孫の姿を柔らかなタッチで描いた油彩画「あっ!蝶々」やデッサン「フラダンス」など4点。渡部さんは妻をモデルにした「もうお昼だわ!」、パステルで表現した「ちょっと一息」など6点を並べた。
山田さんは「その人の本質的なものを感じながら描く人物画は楽しいです」、渡部さんは「人物画はモデルが家族や友人になり愛情が入る。見る人によっても見方が変わるのでは」と話す。また「機会があったらまた2人展をやりたいね」と声を揃えていた。 (菊)